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元利均等と元金均等:同じローンで違う数字

同じ金額・金利でも、返し方によって毎月の負担と総利息は大きく変わります。韓国のローンで使われる二つの方式を、計算原理と例の数字で比べました。

📚 韓国のローン基礎:借りる前に知っておきたい仕組み · 5/10· ⏱ 読了目安 5分 ·情報更新 2026-10-04

📋 基本情報

元利均等
毎月同じ額、序盤は利息の割合が大きい
元金均等
毎月同じ元金、初回の負担が最も大きく徐々に減る
総利息
元金均等の方が少ない — 元金を早く減らすため
例(1億2千万ウォン・年5%・30年)
総利息 約1億1,191万ウォン 対 9,025万ウォン
選ぶ基準
序盤の返済余力と期限前返済の計画

二つの方式は何が違うのか

韓国でもローンを分割で返す代表的な方法は元利均等と元金均等の二つです。元利均等は、元金と利息を合わせた額が毎月同じになるように合わせる方式です。利息は残った元金に付くため、序盤は毎月払うお金のうち利息の割合が大きく元金は少しずつしか減らず、時間が経つにつれて利息が減り元金の割合が大きくなります。元金均等は、借入元金を月数で均等に割った額を毎月返し、そこにその月の残元金に対する利息を足して払う方式です。初月に元金が最も多く残っているので初月の負担が最も大きく、元金が一定に減る分だけ毎月払う額も少しずつ減ります。これとは別に、期間中は利息だけを払い元金は満期に一括で返す満期一括方式もあります。三つの方式はどれも適用金利が同じでも、元金をどれだけ早く減らすかが違うため、毎月の負担と総利息が変わります。返済方式は金利タイプとは別に選ぶ軸です。

  • 元利均等:毎月同じ額、利息の割合が次第に減る
  • 元金均等:毎月同じ元金+残元金の利息、負担が次第に減る
  • 満期一括:期間中は利息のみ、元金は満期に一括

計算はどうするか

元金均等は計算が単純です。毎月返す元金は借入元金を総月数で割った値に固定され、その月の利息は残元金に月利を掛けた値です。月利は年利を12で割って求めます。元利均等は、毎月払う額が同じで、かつ最終月に元金がちょうど0になる額を公式で求めます。月々の返済額は、元金に月利を掛け、さらに1に月利を足した値を月数だけ累乗した数を掛けた後、その累乗から1を引いた値で割ったものです。こうして決まった月々の返済額からその月の利息を引いた残りが元金の返済分になります。実際のローンでは利息を日割りで計算したり、ウォン単位の端数を処理したりする方法によって、数ウォンから数百ウォン程度の差が出ることがあります。ローン返済計算機はこの公式どおりに計算してくれるので、下の原理さえ理解すれば数字を自分で確かめられます。

  • 月利 r = 年利 ÷ 12、月数 n
  • 元金均等の月々の元金 = 借入元金 ÷ n
  • その月の利息 = 残元金 × r
  • 元利均等の月々の返済額 = 元金 × r ×(1+r)ⁿ ÷((1+r)ⁿ − 1)

例で比べる

仕組みを見るために、切りのいい数字で例を挙げます。この数字は実際の商品や現在の金利ではなく、計算を示すための例です。1億2千万ウォンを年5%の固定金利で30年(360か月)、毎月返すと仮定します。月利は5%を12で割った約0.4167%で、初月の利息はどちらの方式でも1億2千万ウォン × 5% ÷ 12 = 50万ウォンです。元利均等なら毎月約64万4千ウォンを払い、初月はそのうち50万ウォンが利息で、元金は約14万4千ウォンだけです。元金均等なら毎月の元金33万3,333ウォンに利息を足して初月は約83万3千ウォンを払い、最終月には約33万5千ウォンまで減ります。30年間に払った利息をすべて足すと、元利均等は約1億1,191万ウォン、元金均等は9,025万ウォンで、約2,166万ウォンの差になります。同じ条件の満期一括なら毎月利息50万ウォンを360か月、総利息は1億8千万ウォンです。

  • 例の条件:1億2千万ウォン、年5%固定、30年(360か月)
  • 元利均等:毎月約644,186ウォン、総利息 約1億1,191万ウォン
  • 元金均等:初月約833,333ウォン → 最終月約334,722ウォン、総利息9,025万ウォン
  • 満期一括:毎月利息50万ウォン、総利息1億8千万ウォン

時間とともに何が変わるか

二つの方式の違いは時間軸で見るとよりはっきりします。同じ例で、元金均等の月々の返済額は初月の約83万3千ウォンから毎月約1,389ウォンずつ減ります。元金が毎月33万3,333ウォンずつ減り、その分の利息である約1,389ウォンが減るからです。そして138か月目、つまり11年半ほど経つと、元金均等の月々の返済額が元利均等の約64万4千ウォンより小さくなり、その後はずっと元金均等の方が少なく払います。元利均等は毎月払う額は同じですが中身が変わります。初月は64万4千ウォンのうち約78%が利息でしたが、時間が経つにつれて利息の分が減り元金の分が増え、最後の数年はほとんどが元金です。結局、元金均等は序盤に多く払い後半に少なく払う構造、元利均等は負担を平らにならした構造です。最初の10年間に払った利息だけを見ても、元利均等が約5,491万ウォン、元金均等が約5,008万ウォンです。

途中で残る元金が違う

返済方式は、途中で住宅を売ったりローンを借り換えたりするときに残っている元金にも影響します。同じ例で10年(120か月)返した時点の残元金を見ると、元金均等は毎月33万3,333ウォンずつきっちり減らしたので8,000万ウォンが残ります。元利均等は序盤の元金返済が少なかったため、約9,761万ウォンが残っています。元金均等が序盤に毎月多く払った結果、10年時点の残元金に1,700万ウォン以上の差が出るわけです。だから数年以内にローンを整理したり借り換えたりする可能性が高いなら、その時点の残元金と、その元金にかかる期限前返済手数料まで合わせて考える必要があります。元利均等を選んだ場合、残元金が思ったよりゆっくり減ることを前もって知っておけば、売却代金や新しいローンの額を計画するときに驚かずにすみます。ローン返済計算機の返済スケジュール表で、希望する時点の残高をすぐ確認できます。

よくある誤解

最も多い誤解は、元利均等は「損をする方式」だという考えです。総利息が多いのは確かですが、その理由は金利が高いからではなく、元金をより長く借りているからです。同じ金利で、借りたお金と借りた期間に対する対価を同じように払っているので、序盤の負担を減らす代わりに元金を遅く返すという選択です。反対に、元金均等が常に正解だという考えも正しくありません。序盤の負担が大きく生活費や緊急資金が底をつけば、利息を節約しようとして延滞というより大きな費用を払うことになりかねません。元利均等は毎月の額が同じなので金利が変わってもそのままだと思うのも誤解です。変動金利なら金利が変わるたびに残り期間を基準に月々の返済額が計算し直されます。期間を延ばせば必ず楽になるという考えも半分だけ正しいです。毎月の負担は減りますが、例で見たとおり総利息は期間によって大きく増えます。

  • 元利均等は金利が高い方式だという誤解
  • 元金均等が誰にとっても正解だという誤解
  • 元利均等は変動金利でも額が固定されるという誤解
  • 期間を延ばせば負担だけ減って費用は同じだという誤解

規制上の上限と返済方式

返済方式は毎月の負担だけでなく、ローン上限の計算にも影響することがあります。所得に対する全ローンの年間元利金を見るDSRは1年間に返す元金と利息を足して計算するため、初年度の返済額が大きい元金均等は、同じ条件の元利均等より初年度の数字が大きく出ることがあります。先の例で初年度の返済額は、元利均等が約773万ウォン、元金均等は毎月減っていく額をすべて足して約990万ウォンほどです。ただし規制の計算で返済方式ごとに元利金をどう反映するかは規定や商品によって異なりうるので、実際の上限は金融機関の審査で確認する必要があります。原理的には、同じ所得で上限をできるだけ確保する必要がある状況なら元利均等が有利なことがあり、上限に余裕があって総利息を減らすことを優先するなら元金均等を検討する価値があります。どちらにしても、上限より生活が維持できる返済額を基準にすべきです。

選ぶときの確認順序

返済方式を選ぶときは「どちらが得か」より「自分の資金繰りでどちらが持ちこたえられるか」を先に見るべきです。まず元金均等の初月の返済額を計算し、その額が所得に占める割合が、生活費と緊急資金の積み立てを残しても負担できる水準かを確かめます。負担が難しければ元利均等が現実的な選択です。次に今後の所得の流れを考えます。所得が増える可能性が高ければ序盤の負担が平らな元利均等が合い、退職や所得減少が予定されているなら序盤に多く返しておく元金均等の方がよいこともあります。途中で返したり借り換えたりする計画があれば、その時点の残元金を比べます。最後に二つの方式の総利息の差を確認し、その差が序盤の負担増に見合うかを判断します。元利均等を選んでも、余裕ができたときに元金の一部を前倒しで返せば、元金均等に近い効果を出せます。

  • 1. 元金均等の初月返済額が負担できるか確認
  • 2. 今後の所得の流れ(増加・減少の予定)を考慮
  • 3. 期限前返済・借り換えの計画があればその時点の残高を比較
  • 4. 総利息の差と序盤の負担増を比較
  • 5. 期限前返済手数料の条件を確認

実際によく聞かれる状況

ローンを受けた後に返済方式を変えられるかという質問は多いです。金融機関や商品によって変更できる場合もありますが、条件が付いたり全くできなかったりすることもあるので、約定書と金融機関の案内を確認する必要があります。変えられないなら、元利均等を維持しながら余裕資金で元金の一部を前倒しで返す方法が現実的な代案です。前倒しで返した後は、月々の返済額を減らすか期間を短くするかを選べる場合があり、総利息をより減らすのはたいてい期間を短くする方です。共働き夫婦が出産や育児休業を控えているなら、所得が減る時期に元金均等の大きな序盤負担が重ならないか考える必要があります。据置期間があるローンなら、その期間は利息だけを払い、据置が終わると返済額が急に大きくなるので、据置終了時点の月々の返済額を前もって計算しておくとよいでしょう。

  • 返済方式の変更:約定書と金融機関の案内を確認
  • 一部の前倒し返済:月々の返済額の縮小と期間短縮から選択
  • 据置期間:据置終了後の月々の返済額を前もって計算

限界と注意事項

この記事の計算例は、1億2千万ウォン、年5%固定金利、30年毎月返済という仮定で作った説明用の数字であり、実際の商品の金利や条件を示すものではありません。実際のローンは利息計算の日数、端数処理、変動金利の適用、据置期間、期限前返済の有無によって数字が変わります。返済方式ごとの規制上の算定方法や変更の可否も、商品と規定によって異なります。この記事は韓国のローン返済の仕組みを理解するための一般的な説明であり、特定の商品を勧めたり金融助言をしたりするものではありません。商品・約款・規定は会社や時期によって異なるため、契約前には必ず商品説明書と約款を確認し、金融委員会・金融監督院・銀行の公式案内で最新の基準を確認してください。自分の条件の正確な数字は、ローン返済計算機に実際の金額・金利・期間を入れて確かめ、金融機関が示す返済スケジュール表と比べてみるのが最も確実です。

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